リハビリ書籍

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肩関節の極意 痛み編:痛みの発生源を見極めるための一冊

リハビリの現場で肩関節痛に向き合うと、「原因がなかなか絞れない」「治療を積み重ねても痛みが残る」といった悩みに直面することが少なくありません。肩は複合的な関節構造を持ち、筋・腱・神経・関節包など、多くの組織が痛みに関与します。そのため、評価の段階でつまずくと、治療方針も曖昧になってしまいがちです。そうした現場のリアルな悩みに対して、明確な評価軸と治療戦略を示してくれるのが、本書「肩関節の極意 痛み編」です。「肩が痛い」その一言の裏に潜む多様な病態を、どのように見極め、どうアプローチするか。肩関節痛に携わるすべてのセラピストに、新たな視点を与えてくれる一冊です。
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変形性膝関節症の保存療法を深く理解し、臨床に活かすための一冊

変形性膝関節症(KOA)は、理学療法士・作業療法士がもっとも頻繁に担当する疾患の1つです。しかし、同じ「膝OA」といっても症状は患者ごとに異なり、痛みの発生機序、動作特性、筋力低下の背景、生活スタイルによってアプローチは大きく変わります。「結局、どの因子を見て、どこから介入すべきなのか?」この悩みを抱え続けているセラピストも少なくありません。そんな中で、構造的理解から評価・運動療法まで体系的に整理されているのが『変形性膝関節症の保存療法』です。膝OAを深く理解したいセラピストにとって、知識と実践の両面を強化してくれる一冊となっています。
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膝関節拘縮を正しく理解し、確実に改善へ導く一冊──『膝関節拘縮の評価と運動療法 改訂版』を読んで感じた臨床の核心

「膝が硬い」と患者さんが訴えると、つい「ではROM-ex(関節可動域訓練)やストレッチをしましょう」と反射的に進めていませんか?私自身も新人の頃、膝関節拘縮と聞くと「伸びないなら伸ばす」「曲がらないなら曲げる」と、単調なROM練習に終始していました。ですが、なかなか改善しない現実に何度も直面しました。膝関節拘縮は単なる「動かない関節」ではありません。拘縮の背景には、関節包、靭帯、筋、皮膚、さらには疼痛や神経の影響まで複雑に絡み合っています。そのメカニズムを理解せずにリハビリを進めても、患者さんにとって効果的な介入にはなりにくいのです。そんな時に出会ったのが、『膝関節拘縮の評価と運動療法 改訂版』。この一冊が、私の「膝をどう見るか」という視点を大きく変えてくれました。
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リハビリ現場で役立つ“動きの原理”を学ぶ1冊-『エッセンシャル・キネシオロジー(原書第4版)』レビュー

理学療法・作業療法の現場で、骨・筋・関節・神経がどのように連携して「動き」を生み出しているかを実感する場面は多々あります。しかし、臨床場面で「あれ、なぜこの動きがスムーズに出ないのだろう」「可動域は取れているけど筋力発揮がうまくいかない」「関節の安定性と運動性能のバランスが難しい」と感じることも少なくありません。こうした悩みを抱えるとき、運動学(キネシオロジー)の視点を改めて整理できる教科書的資料があると助かります。そこで本書『エッセンシャル・キネシオロジー(原書第4版)』に注目しました。臨床での「動きの異常」を理論的に理解し、「なぜ動かない/動きにくい」のかを裏付け付きで探る手がかりになるからです。今回は、この1冊がリハビリ専門職としてどのような知見を提供してくれるか、9段構成でじっくり解説します。
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「なぜこの痛みが起きるのか?」を解剖で読み解く ― 工藤慎太郎『運動器疾患の「なぜ?」がわかる臨床解剖学 第2版』レビュー

臨床で筋骨格系の患者さんを担当していると、「なぜこの動きで痛みが出るのか?」「なぜこの触診位置で反応が違うのか?」と、解剖学的な“なぜ”に直面することが多いと思います。学生時代に学んだ解剖学は、骨や筋の名称を暗記するだけで終わってしまいがちですが、実際のリハビリ現場では“動きの中での構造理解”が求められます。そんな時に出会ったのが、工藤慎太郎先生による『運動器疾患の「なぜ?」がわかる臨床解剖学 第2版』です。徒手療法を臨床で使いこなしたい方、または解剖学を「使える知識」として再構築したい方にとって、まさに実践解剖学の決定版といえる一冊です。
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1日3分自触習慣!触診ドリル 下肢・体幹編 ― 「触る力」を鍛える最短ルート

臨床で患者さんの筋や骨、靱帯を正確に触り分けることは、リハビリの質を左右します。しかし、「触診に自信がない」「構造のイメージは頭にあるけど、指先で実感できない」という声は、理学療法士・作業療法士のあいだで今も多く聞かれます。そんな悩みに応えるように登場したのが、『1日3分自触習慣!触診ドリル 下肢・体幹編』ですタイトル通り、1日3分、自分の体を“教材”にして触診技術を磨くというまったく新しいアプローチ。触診を「暗記」ではなく「体得」に変える、理学療法士必携の一冊です。
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肩関節拘縮を「構造」から理解する ― 『肩関節拘縮の評価と運動療法 改訂版』で学ぶ臨床の再現性

肩関節のリハビリで、つい「とりあえずマッサージ」「とりあえず筋トレ」で対応していませんか?一見シンプルに見える肩関節拘縮も、その背後には複雑な関節構造・筋連鎖・神経制御が絡み合っています。本書『肩関節拘縮の評価と運動療法 改訂版』は、そんな“曖昧な肩の評価”を明確化し、臨床における思考の整理と再現性のあるアプローチを可能にしてくれる一冊です。リニューアルにより、全イラスト・写真を刷新し、さらに著者による実技映像59本をQRコードで視聴可能。紙と動画のハイブリッド学習で、動きを「目で見て学べる」構成になっています。
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「動作分析」は臨床の核になる――バイオメカニクスで“動作を変える力”を磨く一冊

「動作を分析する、そして動作を変える」これは、リハビリテーションが他の医療職と一線を画す専門性だと思います。整形外科の分野では、歩行の関節肢位や角度を話題にします。脳血管障害分野では「荷重」や「随意性」といった神経学的な視点から動作を分析します。生活期の現場では、動作を「環境」や「生活行為」と強く結びつけて語ることが多いでしょう。それぞれの分野で焦点が異なることは当然ですが、「動作」をバイオメカニクスとして説明できる理学療法士・作業療法士は、実はそう多くありません。臨床現場では、経験則や感覚的な言葉で動作を語る場面が少なくないのです。だからこそ、「動作がどのような成り立ちで行われているのか」を体系的に理解し、各分野の特徴と結びつけて考えることが重要です。本書『動作分析 臨床活用講座―バイオメカニクスに基づく臨床推論の実践』は、まさにその基盤を整えるための一冊です。リハビリ専門職として“動作を科学する”力を磨きたい方にとって、欠かせない実践書と言えるでしょう。
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1日3分で変わる触診スキル!『自触習慣 触診ドリル 上肢・頚部編』で“わかる”から“触れる”セラピストへ

現場で働いていると、患者さんと話しているうちに、必ず解剖学の話になります。しかし実際には、「触り方がわからない」「そもそもどこを触っているのか不明」「この辺をマッサージしている」といった、あいまいな治療を目にすることが少なくありません。臨床現場では、「筋を理解しているつもり」でも、実際に自分の手でその構造を正確に触れられるかというと、ギャップが生まれがちです。そんなときに出会ったのが、浅野昭裕先生による『1日3分自触習慣!触診ドリル 上肢・頚部編』でした。「自分の身体を教材にする」という発想で、触診技術を“再学習”できる一冊です。
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成田崇矢の臨床『腰痛』|「非特異的腰痛」を機能から読み解く、新たな臨床の視点

腰痛のリハビリテーションは、理学療法士や作業療法士にとって永遠のテーマとも言えるでしょう。椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、圧迫骨折――。診断名が明確なものもあれば、「原因が特定できない腰痛」も多く存在します。特に、いわゆる非特異的腰痛(腰痛全体の約85%)に対して、どこからアプローチすべきか悩む場面は少なくありません。そんな臨床家の葛藤に、明確な道筋を示してくれるのが成田崇矢先生の『臨床 腰痛』です。