リハビリ書籍

成田崇矢の臨床『腰痛』|「非特異的腰痛」を機能から読み解く、新たな臨床の視点

腰痛のリハビリテーションは、理学療法士や作業療法士にとって永遠のテーマとも言えるでしょう。椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、圧迫骨折――。診断名が明確なものもあれば、「原因が特定できない腰痛」も多く存在します。特に、いわゆる非特異的腰痛(腰痛全体の約85%)に対して、どこからアプローチすべきか悩む場面は少なくありません。そんな臨床家の葛藤に、明確な道筋を示してくれるのが成田崇矢先生の『臨床 腰痛』です。
おとのひとりごと

なぜ、この書籍紹介サイトを立ち上げたのか

そもそも、なぜ自分はこのような書籍紹介サイトを始めたのか。時々、自分でも考えます。
一般向け書籍

子どもの成長は「足」で決まる!育児の新常識を理学療法士が解説

「姿勢が悪い」「よく転ぶ」「走るのが苦手」——そんな子どもの悩みを、つい“運動神経”の問題だと思っていませんか?実はその多くが、“足の発達”に関係していることをご存じでしょうか。『子どもの成長は足で決まる!』は、10,000人以上の子どもの足を測定してきた専門家が、成長と足の密接な関係を明らかにした一冊です。この記事では、理学療法士の視点からこの本の要点と、家庭でできる足のケアのヒントをわかりやすく解説します。
医療書籍

新人療法士からベテランまで必携!『病気がみえる vol.7 脳・神経』で理解するリハビリの本質

脳卒中やパーキンソン病など、脳・神経系疾患を対象とするリハビリでは、病態の理解が介入の質を左右します。『病気がみえる vol.7 脳・神経』は、そんな“病気の仕組みを臨床で活かしたい”療法士にとって欠かせない参考書です。医学的知識を図やイラストで「視覚的に」整理でき、難解な神経症候もスッと頭に入ります。
リハビリ書籍

【敵を知れば、技は自ずと決まる】『林典雄の運動器疾患の機能解剖学に基づく評価と解釈 下肢編』で学ぶ「病態を見抜く力」とは

林典雄先生による『運動器疾患の機能解剖学に基づく評価と解釈 下肢編』は、「どのように治すか」ではなく「どこを、なぜ治すのか」という臨床判断の根幹を徹底的に解説した一冊です。下肢の主要関節(股関節・膝関節・足関節)を中心に、機能解剖学をベースとした評価法とその解釈が丁寧に説明されています。以下に本書の主な目次構成を簡単に紹介します。
一般向け書籍

リハビリの専門家がすすめる『健康寿命が10年延びるからだのつくり方』──父への贈り物が教えてくれた「元気で生きる力」

「健康寿命」という言葉を耳にする機会が増えました。平均寿命とは違い、自立して生活できる期間を指すのが健康寿命です。日本は世界でも長寿国ですが、その一方で、介護や病気で思うように動けない「不健康な期間」が10年以上続くことも少なくありません。理学療法士として臨床に携わる中で、私は「歳を重ねても自分の足で歩き、笑顔で生活できる期間」をどう伸ばすかが、これからの時代において最も重要なテーマだと感じています。そんな中で出会った一冊が、『リハビリの先生が教える 健康寿命が10年延びるからだのつくり方』です。
医療書籍

病気がみえる vol.11 運動器・整形外科|リハビリ職が「疾患理解」を深めるための必携書

整形外科疾患は、理学療法士・作業療法士が最も多く関わる分野のひとつです。日々の臨床で「この疾患ってどんな特徴だったかな?」「術後に注意すべきリスクは?」と迷う瞬間、誰しも経験があるのではないでしょうか。そんな時に心強い味方となるのが、『病気がみえる vol.11 運動器・整形外科』です。この書籍は、疾患の概要・症状・診断・治療方針が、図解とともに整理されており、リハビリ職が安全に治療介入するための「医学的理解の地図」として活用できます。
リハビリ書籍

「技」よりも「解釈」を。機能解剖が臨床を変える一冊 ― 『運動器疾患の機能解剖学に基づく評価と解釈 上肢編』

理学療法士や作業療法士が運動器疾患に対して治療を考えるとき、多くの場合「どんな治療法を使うか?」という手段の選択に意識が向きます。どのように治すか」ではなく、「何を、どこを治すのか」。しかし、林典雄氏の『運動器疾患の機能解剖学に基づく評価と解釈 上肢編』は、その前に問うべき本質を突きつけます。
一般向け書籍

腰だけが原因じゃない!?脚の痛み・しびれを自分で改善する「園部式メソッド」とは

「椎間板ヘルニア」や「坐骨神経痛」「脊柱管狭窄症」と診断され、痛みやしびれに悩む方は少なくありません。しかし、「腰の問題=脚のしびれの原因」とは限らないことをご存じでしょうか?理学療法士として数多くの著名人やプロスポーツ選手をサポートしてきた園部俊晴氏が、その長年の臨床経験から導き出したのが、今回ご紹介する『園部式 脚の痛み・しびれ改善メソッド』です。「手術を考える前に、自分の体を知ることから始めよう」という園部氏のメッセージが詰まった一冊。自分で原因を見つけ、セルフケアで改善していく方法をやさしく学べます。
医療書籍

『プロメテウス解剖学アトラス 第4版』徹底レビュー:リアルな構造理解で臨床が変わる——シリーズ全体と活用のポイント

「後脛骨筋と長趾屈筋の位置関係を言えますか?」「小円筋と上腕三頭筋、どちらが表層ですか?」理学療法士・作業療法士にとって、こうした問いに正確に答えられることは臨床の質を左右する重要なスキルです。『プロメテウス解剖学アトラス 第4版』は、構造を暗記するためではなく、身体を“立体的に理解する”ための解剖アトラスとして、医療職の現場で高い支持を集めています。